2025年の瀬も迫る12月、日本のエンターテインメント界、そしてネット社会を大きく揺るがす騒動が勃発しています。大晦日の『第76回NHK紅白歌合戦』への初出場が決定した韓国発の多国籍ガールズグループ「aespa(エスパ)」。その中国人メンバーであるニンニンさんが、過去にSNSへ投稿したある画像が、「原爆を想起させる」「不適切極まりない」として大炎上しているのです。
問題となっているのは、核爆発によって生じる「キノコ雲」を模した卓上ランプの画像です。2022年に彼女が「可愛いライトを買った」と紹介したこの投稿が、戦後80年という節目の年に行われる紅白歌合戦への出場決定を機に再燃。出場辞退を求める署名は瞬く間に14万筆を超え、国会でも取り上げられる異例の事態へと発展しました。
一体なぜ、彼女はそのような画像を投稿したのでしょうか? そのランプはどこで売られているものなのでしょうか? そして、世論の猛反発の中でNHKが下した決断とは?
本記事では、aespaニンニンさんの「キノコ雲ランプ騒動」について、その経緯から商品の特定、投稿の真意、そして紅白出場を巡る最新の動向まで、あらゆる情報を網羅し、徹底的に深掘りしていきます。
- この記事で分かること:
- aespaニンニンが原爆キノコ雲ランプ画像投稿で大炎上した経緯詳細
- 問題の「キノコ雲ランプ」はどこで売ってる?販売サイトと商品名
- 紅白歌合戦出場辞退を求める署名14万筆超えの衝撃とNHKの対応
- 画像を投稿した理由はなぜ?反日目的という疑惑の真相
- ニンニンとは何者?本名や経歴、出身地ハルビンの歴史的背景
- ネット上のリアルな反応とファンの複雑な心境
- 1. 1. aespaニンニンが原爆キノコ雲ランプ画像投稿で大炎上の経緯とは?何があったのか徹底解説
- 2. 2. 炎上の火種となったキノコ雲ランプはどこで売ってる?特定された商品情報
- 3. 3. 紅白歌合戦出場辞退を求める署名が14万人超え!NHKの対応と辞退の可能性
- 4. 4. ニンニンが画像を投稿した理由はなぜ?反日目的という疑惑の真相に迫る
- 5. 5. 渦中の人物aespaニンニンとは何者?本名や経歴プロフィールを深掘り
- 6. 6. ニンニンの出身はどこ?歴史的背景と今回の騒動への関連性を考察
- 7. 7. aespaニンニンのキノコ雲ランプ投稿に対するネット上の反応まとめ
- 8. 8. まとめ:aespaニンニンの今後と紅白歌合戦への影響
1. aespaニンニンが原爆キノコ雲ランプ画像投稿で大炎上の経緯とは?何があったのか徹底解説
事の発端は、2025年11月14日、NHKが『第76回NHK紅白歌合戦』の出場歌手を発表したことでした。その中に、初出場として名を連ねたのが、世界的な人気を誇る4人組ガールズグループ「aespa」です。本来であれば祝福ムードに包まれるはずのニュースでしたが、これがある過去の投稿を掘り起こす引き金となってしまったのです。
1-1. 2022年のインスタグラム投稿が2025年紅白出場決定で再燃した理由
問題視されているのは、今から約3年前の2022年5月、ニンニンさんがファンとのコミュニケーションアプリ「Bubble(バブル)」に投稿した内容です。当時、彼女は自身のプライベートな購入品として、あるインテリアランプの写真をアップしました。しかし、その形状が、原子爆弾が投下された際に発生する「キノコ雲」そのものだったのです。
当時は、K-POPファンの間などで局地的な話題にはなりましたが、日本国内の一般層を巻き込む大きな騒動には至りませんでした。しかし、2025年は状況が全く異なります。
まず、2025年は「戦後80年」という極めて重要な節目の年です。日本中が平和への祈りを捧げ、戦争の悲劇を風化させないための活動が行われている中での出来事となります。
さらに、今年の紅白歌合戦は、司会に広島県出身の有吉弘行さんと綾瀬はるかさんが起用されています。特に綾瀬はるかさんは、過去にTBS系のニュース番組などで原爆に関する取材を熱心に行っており、大伯母が被爆者であることも知られています。また、大トリを務めることが有力視されている福山雅治さんとMISIAさんは、被爆地・長崎県の出身です。
このように、今年の紅白歌合戦が「平和」や「鎮魂」といったメッセージ性を強く帯びる構成となっている中で、原爆を連想させるアイテムを「可愛い」と紹介していたアーティストが出場することに対し、強い違和感と拒否反応が示されたのです。「なぜこのタイミングなのか」「NHKは身辺調査をしなかったのか」という疑問が、SNSを中心に爆発的な勢いで拡散されることとなりました。
1-2. 問題視された「i bought a pretty light」というコメントと画像の詳細
炎上の火種となった投稿画像を詳しく見ていきましょう。ニンニンさんが投稿したのは、オレンジ色の光を放ちながら、モクモクと立ち上がる雲の形をした卓上ランプの写真でした。その形状は、誰が見ても核爆発の瞬間を切り取ったジオラマのように見えます。
そして、画像と共に添えられたコメントが、火に油を注ぐ結果となりました。
「i bought a pretty light~~~how is it?(可愛いライトを買ったよ~~~どう?)」
彼女は英語で、このキノコ雲の形をしたランプを「pretty(可愛い)」と表現したのです。日本人の感覚からすれば、数十万人の尊い命を一瞬にして奪い去った悲劇の象徴であるキノコ雲に対して、「可愛い」という形容詞を使うことは想像を絶する行為です。この無邪気とも取れるコメントが、「原爆被害を軽視している」「歴史への配慮が欠けている」という激しい批判を招く要因となりました。
単に所有しているだけでなく、それをファンに向けて「どう?(素敵でしょう?)」と同意を求める形で発信したこと。これが、多くの人々の感情を逆撫でする結果となったのです。
2. 炎上の火種となったキノコ雲ランプはどこで売ってる?特定された商品情報
ニンニンさんが投稿したこの「キノコ雲ランプ」。一体このような不謹慎とも捉えられかねない商品は、どこで製造・販売されているのでしょうか。ネット上の特定班や報道情報をもとに、その流通経路を探ります。
2-1. Amazonや海外通販サイトで販売されている「核爆発モデル」の実態
調査の結果、このランプは特注品や一点物ではなく、一般のECサイトで広く流通している既製品であることが判明しました。2025年12月現在でも、AmazonやAliExpress、eBayといった大手通販サイトで検索すれば、容易に見つけることができます。
商品名はサイトによって多少異なりますが、以下のような名称で販売されています。
- 「3D Mushroom Cloud Explosion Lamp(3Dキノコ雲爆発ランプ)」
- 「Nuclear Explosion Model Light(核爆発モデルライト)」
- 「Atomic Bomb Resin Night Light(原子爆弾樹脂ナイトライト)」
価格は日本円にして約5,000円から1万円程度。素材は樹脂(レジン)製で、内部にLEDライトが仕込まれており、点灯することで爆発の炎や熱をリアルに再現するというギミックの商品です。
海外のサイトでは、SF映画のワンシーンを再現したジオラマや、ユニークなインテリア雑貨として販売されており、購入者レビューには「クールだ」「迫力がある」といった好意的なコメントも寄せられています。欧米など原爆被害を直接受けていない国の一部では、これが「アート」や「ジョークグッズ」として消費されているという残酷な現実が浮き彫りになりました。
2-2. 商品名に「広島」の文字も?インテリアとしての販売状況を調査
さらに衝撃的なのは、一部の販売サイトにおける商品説明の記述です。X(旧Twitter)などで拡散された情報によると、韓国や中国の通販サイトの一部では、この商品を検索するためのキーワードや商品名自体に、「広島」や「長崎」といった地名が含まれていたケースが確認されています。
例えば、「DIY核爆発ムード灯『広島のあの日』」といった、あまりにも無神経で悪意すら感じる商品名で販売されていたという報告もあります。また、商品説明文に「広島の歴史的な瞬間を再現」「原子爆弾の威力を体感」といった、被爆者の心情を踏みにじるようなコピーが添えられていた例も指摘されています。
ニンニンさんが具体的にどのサイトから、どのような商品名で購入したかまでは特定されていません。しかし、彼女の手元にあったランプが、こうした文脈で販売されていた商品の一つである可能性は極めて高く、それが「彼女も反日的な意図でこれを購入したのではないか」という疑念を増幅させる一因となっています。
3. 紅白歌合戦出場辞退を求める署名が14万人超え!NHKの対応と辞退の可能性
この騒動は、単なるネット上の炎上だけには留まりませんでした。NHKに対してaespaの出場取りやめを求める具体的なアクションが起こされ、その数は日を追うごとに膨れ上がっています。
3-1. オンライン署名サイト「Change.org」での活動とファンの複雑な心境
出場歌手発表直後の2025年11月17日、オンライン署名サイト「Change.org」にて、「aespaの紅白出場停止を求めます」というタイトルの署名活動が開始されました。この署名活動はSNSを通じて瞬く間に拡散され、開始からわずか数日で数万人の賛同者を集めました。
署名の賛同数は驚異的なペースで増加し続けました。
| 日付 | 賛同数 |
|---|---|
| 11月19日 | 約7万筆 |
| 11月21日 | 10万筆突破 |
| 12月3日 | 約12万筆 |
| 12月18日 | 約14万筆 |
14万人という数字は、日本の人口の約0.1%に相当する規模であり、一つのテレビ番組の出演者に対する抗議としては異例中の異例です。署名のコメント欄には、「被爆国として許せない」「受信料を払っている視聴者を馬鹿にしている」といった怒りの声が溢れています。
一方で、aespaのファン(通称:MY)の間でも動揺が広がっています。本来なら推しの晴れ舞台を応援したいはずのファンからも、「このまま出ても叩かれるだけ」「本人たちが可哀想だから辞退してほしい」という悲痛な声が上がっています。ファンクラブに入会し、ライブにも足を運ぶような熱心な支持層でさえ、今回の事態の深刻さを重く受け止め、グループの未来を守るために「勇気ある撤退」を望むという、ねじれた状況が生まれているのです。
3-2. NHK定例会見での「出場予定に変更なし」明言とその根拠
これほどまでの反対運動が巻き起こる中、主催者であるNHKはどのような判断を下したのでしょうか。2025年12月17日、NHKは定例のメディア総局長会見を行いました。多くの記者が詰めかける中、山名啓雄メディア総局長(当時専務理事)は、aespaの出場について以下のように明言しました。
「ご指摘の件は承知しておりますけれども、所属事務所に確認を行い、原爆被害を軽視する意図がなかったことを確認しております。今年の活躍、世論の支持、番組の企画制作にふさわしいかなどを総合的に判断し、出場予定に変更はございません」
NHK側の主張のポイントは以下の2点です。
- 所属事務所への確認済み: 韓国の所属事務所(SMエンターテインメント)を通じて本人に確認を行い、「原爆を揶揄する意図はなかった」という回答を得ていること。
- 総合的な判断: ストリーミング再生数などの実績(今年の活躍)や世論の支持(若い世代を中心とした人気)を鑑みれば、出場資格に問題はないという判断。
この「変更なし」という強気の姿勢に対し、ネット上ではさらなる反発の声が上がりました。「14万人の署名は世論ではないのか」「意図がなければ何でも許されるのか」といった批判が殺到し、NHKの受信料支払い拒否を叫ぶ声も大きくなっています。NHKとしては、一度決めたキャスティングをネットの炎上で覆すことによる「前例」を作りたくないという意図や、K-POPアーティストとの今後の関係性を考慮した政治的な判断も働いていると推測されます。
3-3. 参議院総務委員会でも取り上げられたaespaの紅白出場問題
騒動は国会にまで飛び火しました。2025年12月2日に開かれた参議院総務委員会において、日本維新の会の石井苗子議員がこの問題を取り上げたのです。
石井議員は、公共放送であるNHKのあり方を問う文脈の中で、「今年出場が決定したアーティストの中に、原子爆弾のキノコ雲をデザインしたライトを『可愛い』と評価した人物が含まれている」と指摘。「紅白出場停止を求める署名が10万人を超えている現状をどう受け止めているのか」と、NHK幹部に直接質しました。
これに対しNHK側は、定例会見と同様に「悪意はなかったことを確認している」との答弁を繰り返しました。しかし、国会の場で特定のアーティストの過去の言動と紅白出場が議論されること自体が極めて異例であり、事態がいかに深刻な社会的関心事となっているかを如実に物語っています。
4. ニンニンが画像を投稿した理由はなぜ?反日目的という疑惑の真相に迫る
14万人もの人々が署名し、国会でも議論される事態となった今、最も解明されるべきは「なぜ彼女はそのような画像を投稿したのか」という点です。果たしてそこには、日本に対する悪意や政治的なメッセージが含まれていたのでしょうか。
4-1. 所属事務所SMエンターテインメントとNHKが確認した「意図」とは
現時点で、ニンニンさん本人や所属事務所であるSMエンターテインメントから、一般に向けた公式な謝罪文や経緯説明は発表されていません。唯一の手がかりは、NHKが代弁する形で公表した「原爆被害を軽視、揶揄する意図はなかった」という言葉のみです。
芸能関係者の分析やこれまでの報道を総合すると、投稿の理由は以下のようなものであった可能性が高いと推測されます。
- デザインへの単純な興味: 歴史的な背景や意味を深く考ることなく、単に「変わった形のライト」「ユニークなインテリア」として視覚的に気に入り、購入した。
- 無知による過失: 中国の教育や環境において、日本の被爆の実態や、キノコ雲が日本人にとってどれほどのトラウマであるかを詳しく学ぶ機会がなく、その重大性を認識していなかった。
- ファンとの共有心理: 「珍しいものを買ったからファンに見せたい」という、アイドルとしての日常的なSNS運用の延長線上の行為だった。
もし彼女が明確な「反日目的」を持っていたなら、もっと直接的な言葉や行動で表現する方法もあったはずです。しかし、投稿には政治的なスローガンなどは添えられておらず、あくまで「雑貨の紹介」という体裁でした。このことから、多くのメディアや専門家は「積極的な悪意があったわけではなく、歴史的配慮と想像力が欠如していた『無知』による行動」であるという見方を強めています。
4-2. 過去のBTS原爆Tシャツ騒動との比較と類似点・相違点
この問題を語る上で避けて通れないのが、2018年に発生したBTS(防弾少年団)の「原爆Tシャツ騒動」です。当時、メンバーのジミンさんが原爆投下の写真がプリントされたTシャツを着用していたことが発覚し、テレビ朝日『ミュージックステーション』への出演が直前で見送りになるという事件がありました。
今回のaespa騒動とBTS騒動には、いくつかの類似点と相違点があります。
| 項目 | BTS(2018年) | aespa(2025年) |
|---|---|---|
| 対象物 | 原爆写真入りTシャツ | キノコ雲型ランプ |
| 本人の行動 | 着用 | 購入・SNS投稿 |
| メディアの対応 | Mステ出演見送り(テレ朝) | 紅白出場変更なし(NHK) |
| 公式の対応 | 所属事務所が謝罪コメント発表 | NHK経由での説明のみ(直接謝罪なし) |
| 背景 | 徴用工問題などで日韓関係悪化時 | 戦後80年・被爆地出身司会者 |
BTSの際は、テレビ局側が「着用の意図を尋ねるなど協議したが、総合的に判断して出演を見送る」という決断を下しました。しかし今回のNHKは、逆に「総合的に判断して出場させる」という結論を出しています。民放と公共放送の違い、番組の性質(レギュラー音楽番組と国民的特番)、そして時代の変化など、様々な要因が異なる対応を生んだと考えられますが、世間からは「民放の方がコンプライアンス意識が高いのではないか」という皮肉な声も聞かれます。
5. 渦中の人物aespaニンニンとは何者?本名や経歴プロフィールを深掘り
ここまで騒動の中心となっているニンニンさんですが、彼女自身のプロフィールやこれまでの活動について詳しく知らないという方も多いかもしれません。彼女は一体どのような人物なのでしょうか。
5-1. 中国ハルビン市出身のメインボーカルとしての生い立ちとキャリア
ニンニン(NINGNING)さんは、2002年10月23日生まれの23歳(2025年現在)。中国の黒竜江省ハルビン市の出身です。本名は「寧芸卓(ニン・イーチュオ)」といいます。
彼女の才能は幼少期から際立っていました。中国で数多くのオーディション番組に出演し、その歌唱力で注目を集めます。例えば、2015年には「中国新声代シーズン3」に出演し、ベスト4まで勝ち進んだ実績があります。その歌声をSMエンターテインメントのスカウトマンが見出し、2016年に渡韓。練習生グループ「SM Rookies」の一員として公開されました。
約4年間の練習生期間を経て、2020年11月にaespaのメンバーとしてデビュー。グループでは最年少(マンネ)でありながら、圧倒的な声量と表現力を持つメインボーカルとしてチームを牽引しています。高音パートを難なく歌い上げる実力はK-POP界でもトップクラスと評され、その美貌と相まって世界中に多くのファンを持っています。
性格は明るく天真爛漫で、メンバーからは「愛されキャラ」として可愛がられています。しかし、その自由奔放さが、今回のような脇の甘い投稿に繋がってしまった可能性も否定できません。
5-2. 右目の視力に関する公表と彼女のアーティストとしての側面
ニンニンさんを語る上で知っておくべき事実の一つに、彼女の目の病気があります。彼女は以前、インタビューで「幼い頃にアカントアメーバ角膜炎を患い、手術を受けた影響で右目の視力がほとんどない」ことを告白しています。
ステージ上での強い照明や乾燥は目にとって過酷な環境ですが、彼女は目薬を常備し、サングラスで保護するなどしながら、ハンディキャップを感じさせない完璧なパフォーマンスを披露し続けています。このエピソードは彼女のプロ根性と精神的な強さを物語るものであり、多くのファンが彼女を応援する理由の一つとなっています。
本来であれば、こうした努力家としての側面やアーティストとしての才能が評価されるべき存在です。それだけに、今回の一件で「反日」や「非常識」というレッテルが貼られてしまったことは、彼女のキャリアにとって大きな汚点となりかねない状況です。
6. ニンニンの出身はどこ?歴史的背景と今回の騒動への関連性を考察
ニンニンさんの出身地である「中国・ハルビン」という場所も、今回の騒動においてネット上で様々な憶測を呼ぶ要因の一つとなっています。
6-1. 中国・黒竜江省ハルビン市という場所の歴史的文脈
ハルビン市は、中国東北部(旧満州)に位置する都市です。ここはかつて、1909年に伊藤博文が安重根によって暗殺された場所であり、また日本軍(関東軍)の特務機関などが置かれていた場所としても知られています。特に、悪名高い「731部隊」の拠点があった場所としても歴史的に重い意味を持っています。
こうした歴史的背景から、中国国内においてハルビンは「抗日」の象徴的な場所の一つと捉えられることがあります。そのため、ネット上の一部では「ハルビン出身だからこそ、幼少期から反日教育を強く受けてきたのではないか」「原爆に対する認識も、日本に対する報復として正当化するような教育を受けていたのではないか」という推測がなされています。
6-2. 出身地と個人の思想を安易に結びつけることへの慎重な見方
しかし、出身地だけを理由に個人の思想や信条を決めつけることには慎重であるべきです。2002年生まれのニンニンさんは、いわゆるZ世代であり、インターネットやグローバルな文化に触れて育った世代です。彼女がどのような教育を受け、どのような歴史観を持っているかは、本人にしか分かりません。
また、彼女はK-POPアイドルとして韓国で生活し、日本人メンバーであるジゼルさんとも親しく活動しています。日本語を勉強し、日本のファンに向けてメッセージを発信することもあります。出身地の歴史的因縁と、現在の彼女の人格や対日感情を短絡的に結びつけ、「だから反日なんだ」と断定することは、偏見や差別を助長する危険性があります。
今回の騒動の本質は、あくまで「原爆を連想させる画像を配慮なく投稿した」という行為そのものにあります。出身地や国籍の問題にすり替えるのではなく、行為の是非と、それに対する説明責任に焦点を当てる必要があります。
7. aespaニンニンのキノコ雲ランプ投稿に対するネット上の反応まとめ
今回の騒動に対するネット上の反応は、怒り、悲しみ、擁護、諦めなど、様々な感情が入り乱れています。主要なSNSや掲示板で見られる声を整理して紹介します。
7-1. 「被爆国として許せない」という批判と戦後80年というタイミング
圧倒的に多いのは、やはり批判的な意見です。特に日本人としてのアイデンティティや歴史的記憶に基づく拒絶反応が目立ちます。
- 「原爆で亡くなった方々や遺族の気持ちを考えたら、あれを『可愛い』なんて絶対に言えない。人間性を疑う。」
- 「よりによって戦後80年の節目に、広島出身の有吉さんが司会をする紅白に出るなんて皮肉すぎる。NHKは何を考えているんだ。」
- 「もしナチスのマークを『可愛い』と言って投稿したら世界中から追放されるはず。原爆も同じくらい重いことだと認識してほしい。」
- 「受信料を強制徴収しておいて、国民感情を逆撫でするグループを出すなんて許されない。もう契約解除したい。」
このように、単なるアイドルの不祥事という枠を超え、日本の尊厳や歴史認識に関わる問題として捉えている人が多いことが分かります。
7-2. 「本人が可哀想」「辞退してほしい」というファン(MY)の切実な声
一方、aespaを応援してきたファン層からは、苦渋の声が漏れています。
- 「aespaのパフォーマンスは大好きだけど、今回ばかりは擁護できない。けじめとして辞退して、ほとぼりが冷めてからまた来てほしい。」
- 「このまま出場しても、お茶の間が凍りつくだけ。メンバーが白い目で見られるのが辛いから、事務所が守ってあげてほしい。」
- 「ニンニンが悪気なくやったとしても、結果として多くの人を傷つけた事実は消えない。一度ちゃんと謝罪してほしかった。」
- 「紅白に出るメリットより、デメリットの方が大きすぎる。全員にとって不幸な結果になりそう。」
ファンだからこそ、今の状況で強行出場することがグループにとってマイナスになると冷静に分析し、あえて「辞退」を望む声が多く上がっているのが今回の特徴です。
7-3. 擁護派の意見と議論の分断状況について
数は少ないものの、擁護する意見や、騒動を冷ややかに見る意見も存在します。
- 「3年も前の投稿を今さら掘り返して叩くのは異常。魔女狩りみたいで怖い。」
- 「海外では普通に売ってるインテリアなんだから、文化の違いでしょう。目くじら立てすぎ。」
- 「NHKも意図はないって確認したんだから、もういいじゃないか。パフォーマンスで黙らせてほしい。」
しかし、こうした擁護意見に対しては「想像力がなさすぎる」「文化の違いで済まされる問題ではない」といった反論が即座に寄せられ、議論は平行線をたどっています。ネット空間では、この問題を巡って日本人同士の意見の分断も起きており、混沌とした状況が続いています。
8. まとめ:aespaニンニンの今後と紅白歌合戦への影響
aespaニンニンさんの「原爆キノコ雲ランプ投稿騒動」は、2025年の年末における最大の芸能ニュースの一つとなりました。NHKが出場変更なしを明言した以上、大晦日のステージに彼女たちが立つことはほぼ確実な情勢です。
しかし、14万筆を超える署名と、ネット上に渦巻く批判の声が消えることはありません。紅白歌合戦の放送当日、aespaが登場した瞬間に視聴率がどう動くのか、会場の空気はどうなるのか、そして司会の有吉さんや綾瀬さんがどのような表情を見せるのか、かつてない緊張感が漂う紅白となることは間違いありません。
また、この騒動はaespaの今後の日本活動にも暗い影を落とす可能性があります。一度ついた「反日」「無配慮」というイメージを払拭するのは容易ではありません。SMエンターテインメントや本人には、紅白出場を強行するだけでなく、何らかの形で日本のファンや世間に対して誠意あるメッセージを発信することが求められているのではないでしょうか。
「音楽に国境はない」と言われますが、音楽を届けるアーティストには、その国の歴史や文化に対する最低限のリスペクトと配慮が必要です。今回の騒動は、グローバルに活動するK-POPアイドルたちに対し、改めて歴史認識とSNS運用の危うさを突きつける教訓となったと言えるでしょう。私たちは大晦日、テレビの前でその「答え」を目撃することになります。
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